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2011年6月6日 09:52 / カテゴリ:[ 貴志祐介 ]
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とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、
その凶行は誰が止められるのか──
ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー。
2010年度「このミステリーがすごい!」第1位、
「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第1回山田風太郎賞。
前回「青の炎」を読んで、
他の作品も読んでみたいと思っていました。
タイトルも悪の経典となっており、
すでに同じような犯罪関係の匂いがプンプンしていましたが、
内容はやはりというか青の炎を面白いと思った人なら楽しめる内容だと思いました。
分厚い本で上下に分かれていますので、
今回珍しく上巻を読んだ時点でこの感想を書いています。
全部読んだ感想と違う受け止め方をするかもしれないので、
何となく上巻だけ読んだあとの感想があった方が良いかなと思い書いています。
学校では絶大な人気のある有能な教師なのに、
裏では犯罪ならお手の物の超が付くほどの危険人物。
物語の最初は結構爽やかに進んでいくので、
こういう話から一体どんな犯罪小説になるんだろうと
ドキドキしながら読んでいました。
内容はというと青の炎と似ていると言えば似ています。
しかし、こちらの主人公の場合、
最初から完全犯罪は行うつもりもないようで、
犯行がズサンだったりするので、
後半バレていくのではないかと心配になりました。
下巻の方で明らかにされていくと思うのですが、
恐らく学校内で成し遂げたい
何かの目的があって行動しているのだと思います。
生徒に対して
時に熱血で金八先生を思わせるような親身さを見せたりするのも、
その目標達成の為の手段のようです。
恐ろしいのはその熱血も含めて全て計算尽くで、
同僚の教師や自分の生徒たちを操っていく所です。
後半の方ではこの主人公の教師を
怪しいと思い始める教師や生徒も出てきて、
とても先が気になる形で終わっていました。
充分狂気じみた内容なのに、
「いよいよ狂気の殺戮が始まる」
と書いてあり、
一体どのように物語が進んでいくのか非常に気になります。
下巻を読んでしまったら、また続きの感想を書きたいと思います。
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